韓国には我々と同じような人間が住んでいます。
父母、祖父母、知人や友人の死を悲しむのは全く同じです。そして亡くなった親しい人はあの世で必ず生きていると信じたいのです。
惜別の悲しみを少しでもやわらげてくれるのが宗教です。そして死者を土葬にしてお墓を大切に守るのです。その心情を思いやれば日韓の間の交流も楽しくなります。より親密になります。
韓国は50%が無宗教で、30%がキリスト教で残り20%が仏教です。韓国の仏教は中国の道教の北斗七星に対する妙見信仰や風水と習合しています。日本の神仏混淆と同じことです。
日本の宗教風景と非常に違うところはシベリア大陸の原住民のシャーマニズムが現在でも強く残っていることです。それは巫俗という原始宗教です。本質的に一神教的でが、精霊が住む世界の信仰が先史時代にまで遡る韓国人の宗教生活の最古の形でと言われています。こんなところも人間的で親しみを感じます。 日本の恐山にある巫女への信仰と似ています。
韓国への親近感を持って頂きたいと思い、下に仏教寺院の写真と韓国の墓地の風景写真を示します。尚、韓国には日本のような檀家制度が無かったので墓地はお寺とは離れた景色の良い山際に作ります。墓参を兼ねてピクニックに行くところです。それは沖縄の風習とも似ています。
写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。
1番目の写真は韓国の11の世界文化遺産の一つの海印寺です。
写真の出典:http://www.seoulnavi.com/special/5003998
2番目の写真は韓国の三大祈祷院の普門寺です。写真の出典: http://www.hikorea.jp/tour/tour_view.php?topinfo_tcode=TB1320394145
3番目の写真は韓国の墓地です。写真の出典:http://seoul2.blog97.fc2.com/blog-date-200908.html(韓国では生花ではなく造花を捧げるのでいつまでも鮮やかだ。)