後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「年老いて振り返る我が人生(15)遥かなスエーデン王国への旅の思い出」

2024年11月30日 | 日記・エッセイ・コラム
スエーデン王国はヨーロッパの北にあり日本からは遥かに遠い国です。
今日は1974年に旅したスエーデン王国への旅の思い出を書きたいと思います。私を招待してくれたエケトルプ教授の思い出も書きたいと思います。
スエーデン王国は北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島にある立憲君主制国で、首都はストックホルムです。北欧諸国のひとつであり西にノルウェー、東がフィンランド、南はデンマークと国境を接しております。バルト海を挟む形でバルト三国やポーランドとも近い国です。
人口は1045万人で北欧諸国では最大の人口です。住民の大半は北方ゲルマン系のスウェーデン人ですが北部には少数のサーミ人とフィン人が暮らしています。
宗教は国教であるルーテル教会が大多数を占めています。
言語はスウェーデン語が公用語であり他にサーミ語やフィンランド語などが存在します。
民主主義の成熟性が高く、エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの評価による民主主義指数は、ノルウェーとニュージーランド、アイスランドに次ぐ世界4位で「完全な民主主義」に分類されています。
1番目の写真はスエーデン王国の首都ストックホルムの夜景です。

2番目の写真は農村地帯の風景です。森林が多いので木造の農家が多いのです。
私は1974年にストックホルムに4ケ月滞在しました。
私を招待してくれたのはエケトルプ教授でした。
教授は古民家を復元する趣味を持っていたのです。中世のスウェーデンの古民家の構造を詳しく調べ、忠実に復元していました。
ストックホルムの郊外に、藁葺と白壁の中世風の農家を復元して住んでいたのです。
建坪50坪ぐらいで、大きな室内は、寝室、食堂、炊事場、風呂場、トイレを北欧の材木で区切り、ドアもすべて同じ板材です。木製の蝶番(ちょうつがい)と閂(かんぬき)が付いています。
窓の外には白夜の牧草地が薄暗く広がっていて、遠くに馬の親子が立っているのがぼんやり見えます。
当時はデジカメがありませんでした。写真も撮りませんでした。そこで似ている古民家の写真を見つけましたので示します。
3番目の写真はスウェーデンの古民家です。写真の出典は、http://fuucaarchi.exblog.jp/tags/%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3/ です。
4番目の写真は馬を放牧している牧場の風景です。エケトルプ先生の家の裏の風景と似ています。写真の出典は、http://ameblo.jp/rv9084/entry-10717580893.html です。
エケトルプ先生は私の北極圏のキルナにあるウッドホルムという鉄鋼会社の見学もさせてくれました。またノルウェーの工科大学やヘルシンキの工科大学の訪問をアレンジしてくれたのです。
スウェーデンの草原に咲く花の写真も2枚お送り致します。写真の出典は次の通りです。https://www.istockphoto.com/.../%E3%83%9D%E3%83%94%E3%83...

エケトルプ先生には公私ともに大変お世話になりました。その恩人も亡くなって随分年月が経ちました。亡くなったとき花束を贈っただけでした。

テレビでは時々古民家を復元して住んでいる人を紹介する番組があります。それを見るたびにスウェーデンの古民家に泊めてくれたエケトルプ先生をしみじみ懐かしく思い出します。お顔や姿が思い出されるのです。

今日はスエーデン王国をご紹介し、続けて大変お世話になったエケトルプ先生のことを書きました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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