後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「北欧のサウナの思い出」

2024年11月30日 | 日記・エッセイ・コラム
以前にフィンランドの首都にあるヘルシンキのヘルシンキ工科大学の同じ専門の教授を訪問しました。この北欧の旅では何度かサウナを体験しました。
サウナは家族でも楽しみますが、旅人をもてなすためにも使います。疲れた旅人にくつろいで貰うために提供する最大の歓迎のしるしなのです。そのような使い方は昔からの北欧の伝統文化なのです。
1972年秋、ストックホルム工科大学へ三ケ月間行った折、大学のゲスト用サウナへ二度ほど招待されました。
訪問者をもてなすためのサウナが必ず大学についているのです。
広いサウナで16坪くらいはありました。日本の大学にサウナはありません。
北欧のサウナは、極北の香り高い白木で内装されています。隣に談笑する大きな部屋が付いていて、窓からは広々とした風景が見えるのです。
その談笑室には白木のテーブルと椅子があり、酒を飲みながら裸で談笑するのです。
酒は雑穀を発酵させ蒸留した透明な強い酒。ロシアのウオッカや中国東北地方の白酒に似ています。この蒸留酒に、自宅の裏庭で摘んできたラズベリーやコケ桃の実の汁を入れて風味を付け、大きなボールに入れて運びこみます。それを木製の大さじで各自グラスに取り、飲むのです。
ヘルシンキ工科大学を訪問した時もサウナを体験しました。ノルウエイのトロンハイムの工科大学を遠路はるばる訪ねたおりにも大学のサウナに招待され歓迎されたのです。
フィンランドの家庭用のサウナの写真をお送り致します。

以上のようにサウナは北欧の重要な伝統文化なのです。
今日は北のサウナの思い出をご紹介致しました。

それはそれとして、
 今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

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