春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

春は何処へやら

2011-04-05 10:37:00 | 多摩の四季

4月に入ったのに、今朝は氷点下で未だ寒い朝が続いている。
しかし、温かい日、寒い日、一進一退で徐々に草木が芽吹く季節に近づいてくる。
浅川河川敷から、周囲を取り囲む山々も、春霞で薄すぼんやりとなり、写真に映る姿も徐々に霞の中に消えてしまう事も、季節が確実に変わっていることを物語っている。
八王子の市街地の高層ビル越えてそびえ立つ山がくっきり見える。
改めてその山容を右側から真っ白の雪姿の富士山。その稜線を邪魔するように隠しているのが大室山で1587mもある。
山並みが続き、視点を左側に転じると丹沢の山々が頂部に雪の姿が僅かながら確かめられる。順番からゆくと、蛭ヶ岳、丹沢山、塔ヶ岳など海抜1500~1600mの山々とそれ以外の山が続く、丹沢尾根がしっかり見える。
3.11の震災から、そろそろ1カ月を迎え、震災復興の楔が徐々に始まるところもあるが、福島原発は益々混迷を深め、安全と言う見通しさえ未だ確かめられず、海に空に広がる汚染は未だ鎮静化していない。
低濃度であるが汚染水を大量に海へ流すことを、遂に決断し嗚咽しながら報告する東電のスポークスマンの姿が象徴的であった。
こうした山々の風情を確かめながらも、空中には見えない放射能の汚染が降り注いでいるのであろうか・・・。
ガソリンの枯渇により、納豆から始まり、牛乳、パン、米、まで消え、大停電の騒乱パニックは少々鎮静化してきたが、未だ未だ終焉宣言にはほど遠い。

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