春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

折角の花見も興ざめ

2011-04-14 09:51:00 | 多摩の四季

地震、雷、火事、火事、原子力
相次ぐ、天災に毎日が鬱屈した世の中である。弱り目に祟り目、こんな折りに、毎金曜日、2度も続いた近所の火事は更に打ちのめすようである。
でもそんなおり、へこたれているだけでは何も始まらない。
毎年、この時期に新宿御苑の花見は定例行事になっているが、こんな時期こそ、顔を見せあい、花の下でお互いに元気さを確かめあいたい。
世の中自粛モードであるが、桜の花びらで気分を晴らしたいとの現れ「凄い・凄い、人・人」で、何処のゲートのキップ売り場も行列の渦である。
そんなゲートで何時もと違うのはアルコールの持ち込み検査を行っている。丸で国際線の出入国管理ゲートの如く、何時になく緊迫ムードである。たかが花見、されど花見に、こんなに人出を動員し、大騒ぎで厳しい検査をしなければならないのか・・・。
ようやっとゲートを潜り、桜の木の下に、行くが人・人で埋まっていた。


「満開の桜の下でハイポーズ」は何時に変わらぬ世界であった。
しかし、あの異常な通門検査に併せて、苑内での車座の世界にづかづかと入り込み、無粋な監視の小役人がウロウロと目を光らせ、パトーロールしている。
まるで犯罪者を追うような彼らの姿に、そんなことまでしなくても、すっかり興ざめしてしまった。何とも歪んだ国に成り下がったんだと、腹立たしい、気分であった。

あの再選されたS太郎の「花見どころじゃないだろ~」の一声でこの、厳戒態勢が引かれたようであるが、「この震災も天罰」と言ったり、傍若無人振りが、この顛末に繋がっているんであろう。
被災を思う気持ちは、皆同じ、例えば募金活動など、やり方は幾らでもある筈である。
そんな厳しい監視の中でも、トイレの行列に既に顔を真っ赤に染まった輩も多数居たのも滑稽であった。
先の見えない原発に、今年は花見までも、汚染されてしまった。

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