春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

市内で迷子

2011-04-20 19:56:00 | ライフワーク
<郷土資料館>

立川に用事があり、それを済まし、多少の余裕が生まれた。
久しぶりに天気が良い。気晴らしにちょっと高台に登り、多少放射能に汚染された空気でも思い切り吸って、寿命が縮まっても、既に満身創痍のポンコツ体には影響無かろう。
市内の程久保の郷土資料館にモノレールで高幡不動に向かった。
行けば何とかなるだろうと、数年前のいい加減な記憶を頼りに、駅から山側に足を向けた。動物園側にどんどん登って行ったが、肝心の登り口が、全く判らなくなってしまった。
近くに店も無く、途方にくれながら、折角登った坂を下って、再び駅側に戻る。
途中で買い物袋を下げたおばちゃまに、思い切って声をかけたら、「同じ方向なので、途中まで案内します」との応えに「オオ~ラッキイ」と天使の遭遇に心弾ましながら、後を追う。
登りにつけ、段々傾斜がきつく、息も切れそう。
「毎日のことになると、大変ですね」なんて、息を切らせながら言うと、「ええ、慣れてます。待ち人が居るんで、急がしてすみません」なんて、当方の息づかいまで悟られ、言われてしまった。(笑い)
高台の上に廃校となった小学校の跡をそっくり、そのまま郷土資料館にたどり着く。
「ありがとうございました」おばちゃまの親切な案内に感謝の言葉をかける。

こんな立派な学校が何故、廃校に、相対的な少子化もあるが、やはり高台のハンデが人も済まなく、過疎化が予想される。
市の厳しい財政状況から、展示室も一部電気が落とされ、来館者が付けなさいと張り紙の徹底した省エネ化。点灯している蛍光灯も、末期症状か点いたり消えたりしており、総じて、館内が暗い。繁華街から外れた山の上の高台、場所が場所だけに、訪れる来館者も少ない。
そんな環境の中で精鋭の職員が頑張っている。

用事を済まして帰路に付く。
<団地の植え込みに花が>

帰りは色々ルートがあるが、おばちゃまに教えて貰ったお勧めのコースを敢えて選んで坂を下る。
未だ花びらが残る桜の植え込みが、大変綺麗である。
この花道を越えると、視界が開け、高幡の下界が一望できる。
一気に階段を駆け降りると、直ぐ先は車で喧騒の川崎街道に出る。
市内で迷子も優しい、出会いに救われ、気分が良かったなあ~。

ようこそ松崎家の世界へ

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