災禍はある日突然にやってくる。
何の因果か、腰を屈めて何か物を取ろうとした時、ギクンッ!!と強烈な痛みが走り、そのまま、動いただけでも痛く、その場でうずくまり固まってしまった。
階段の上がり下りは勿論、歩くと激痛が走り、椅子に座ることさえつらくもう我慢が出来なかった。
横になっているか、風呂に入っているかで、一時的であるが痛みはやわらぎ、走る痛みから逃れるしかなかった。
元々、人間が立ち、歩きは自然の条理に反するようで、腰部に猛烈な負担がかかる。
年を取ってくると、この腰部のクッション役が機械疲労を起こし、軟骨がすり減り、かすれてしまい、ある日突然、何かの動作で突如激痛が襲いかかってくるようである。
ゴルフはやらないが、ゴルフスイングなど、普段やりつけない、捻りで起きることもあるようで、まさしく、魔女の一突きとも言われている。
この軟骨の、すり減りは加齢と共に徐々に進行するので、まあ、その分、年を食った証なのだろう。
それに、典型的な座骨高は悪い姿勢を呼び、長年の蓄積が脊髄を歪めている。
今はあまりないが、職業柄、長時間、図面を引いたりしていると、物凄い鈍痛が何時までも走り、重くのしかかることさえある。
一度レントゲンを撮ったら、脊髄の6、7番目?当たりが、素人目に歪んで繋がっていることが判る位に、変形していた。(生活も歪み、性格も歪んでいるのか?)
痛めてから数日経過、何時までもうずくまって、居るわけにもいかず、苦痛に顔歪めながら、歩いてみた。
痛みをかばうとどうしても腰を屈めるような姿勢になってしまうが、途中で休み休み、何とも言えないまどろっこしさを伴いながら、距離を延ばし、復帰への努力が続いている。
このぎっくり腰も、天候にも、影響するのであろうか、丁度、梅雨真っ盛り、ジトジトした湿気も、何か鈍痛が重くのしかかる。
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