春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

覚悟の上、人間ドックへ

2010-06-03 14:18:00 | もう、あぶないぞ~
志願して、人間ドックに行ってきた。もうこの歳になると己で判断し、高額な金を払って専門医に見て貰うしかない。

苦手はレントゲンである。
標準コースに加え、今年もオプションで「前立腺ガン」と「胃透視(レントゲン)」を選んだ。
今年は「胃カメラ」とも思ったが、検査に2日に及ぶことと、あのカメラを突っ込む苦しさがとらうまになって中々踏み切れない。

医療技術の発展で鼻から入れるセンサーも登場しているのに、旧南多摩郡部の総合病院にはそんな最新技術は未だ未だ先のようであり、従来技術の獄門刑のカメラでさえ、医者が少なく順番待ちのようである。

◇宇宙遊泳覚悟のレントゲン

「胃透視(レントゲン)」も台に乗せられ、のたうち回る10数分の宇宙遊泳はこれも獄門刑である。
上手くもないバリュウムを飲まされ、検査台に乗せられ、遠隔操作する技師からスピーカ越しで色々な技をバシバシ要求される

載ったままの宇宙遊泳ならまだしも、台が横になったまま、仰向け、うつ伏せ、横向けと身勝手な要求が機関銃のように飛んでくるのを素早くこなせなければならない。頭をやや下向きに、両手で体を支える苦しい体勢のまま、『動くな、呼吸を止めろには』まるでアクロバット体操のようで、検査台での格闘遊戯である。
台に乗ったままなら良いが、台上で1回転ひねり技やらを。おまけに腹を膨らませる錠剤とバリウムを飲むが、撮影過程でどうしても我慢出来ず、ゲップをしてしまうと、直ぐにばれてしまい、錠剤とバリウムのお代わりで、再度撮影が繰り返し行われ、良き画像への挑戦が行われる。
無重力の宇宙空間なら、未だしも、地上での自力遊泳はほんとに体力勝負である。これに加えて身体には良くない放射線の被爆も覚悟の上での検査である。
ロボット技術が進んでいる世の中なら、こんな格闘技はしなくても、せめて機械に身を任せ、好きな様に体をいたぶってくれ!!

◇漸く終了
はいご苦労さんでしたに、検査台が正立した状態で開放された時は激闘を物語るように汗でぐっしょり、フラフラになっていた。
「良く、頑張りました」レントゲン技師からの慰めの言葉で、地上へ軟着陸。折しも野口宇宙飛行士が宇宙滞在を終え、無事地球に帰還した。足腰立たず、支えられるように地上の人に、此処での宇宙遊泳も、野口さんを疑似体験出来る。
お代わりまでしたバリウムの排泄も一仕事。くたばりかかった身体を廃車にするわけにも行かず、車検を通すのは用意なことではない。

◇目くらましの眼圧、他、難行苦行
目くらましの様な眼圧をかけられ、たちまち視界が欠けたり。腹の部分を思い切り検査棒で押し込まれる超音波。ただでさえ血の出が悪いのに、膨大なカプセルの数にこれでもかと血を取られ留めを刺される。
う~ん、健康を確かめるにはこれほど迄の難行苦行をパスしなければならない。
結果は2~3週後、首を洗って待つしかない

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