丹精込めて手入れしたブドウにどうやら天敵のテッポウ虫が入ってしまった。
真っ白な不気味な幼虫、枝の中にすっぽり入ってしまい、養分を食ってしまう。
葉の出る前に石灰・硫黄合成財を蒔いたが、枝の外側に付く害虫には有効であるが、一旦内部に入ったテッポウ虫にはどうやら効き目はないようである。
既報の如く、新芽が出て、その広がりに頼もしく、わくわくさせられたが温かくなり枝が延びてきたら写真のように枝の部分が赤く色を帯び、無惨にも其処からぽっきり折れてしまった。
テッポウ虫が未だ潜んでいる証でテッポウ虫が養分を食った枝は樹液が廻らず、このように枯れてしまうようだ。
根治するにはこの天敵を退治するしかないが、枝内部のテッポウ虫を見付けるのは甚だ難しい。
枝をしらみ潰しに追っかけ、糞をみつけ、その穴に粉城のテッポウダンを放り込み、液状のもので封じ込め殺傷する。
素人がどうやっても敵を見付けるのは困難で、絶望的である。簡易レントゲンのような透視カメラがあれば一発で判るのであるが、そんな安易なことを直ぐ考えてしまう。
「お~い、テッポウ虫よ、何処に居るんだ」
潜んだ敵の間者を相手に、根本対策も打てず、手をこまねくばかり。
拡がる枝に勢いのない枝先を眺め、一喜一憂するのみである。
近隣の専業農家や、趣味で栽培されてる他家のブドウ棚の勢いのある成育ぶりに、只只ため息をつくだけである。
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