12日豪州との初戦
追い詰めながらも、何とかこのまま終わってくれと残りの数分の出来事であった。しかし、日本は、手中にあったと思った勝利の女神は終盤押し詰まってからするりと抜けてしまった。
一方的に攻められ、立て続けの豪州のゴールラッシュの前に息の根を止められた終了間際の3点目はジャパンブルーの哀れな姿は見るも無惨であった。
それまで神がかり的にスーパーセーブした川口の姿が立ち尽くし、呆然とする姿が象徴的であった。
1993年のカタールのドーハのイラク戦で終了間際でのイラクの同点ゴールで日本のワールドカップ出場の夢破れた「ドーハの悲劇」とも言われた。
そのメンバーが変わったが、あの悪夢の悲劇のシーンを再現する様で、勝負の厳しさをまざまざ見せつけられた。
たかが、一スポーツであるが、4年と言う長い期間の巡りあわせに頂点を目指し、世界的な規模での人気と伝統を誇るWカップと言う国を挙げての戦いである。
その誇りと名誉にかけて死に物狂いの戦いは現場で闘う選手とも併せ、ナショナリズムに掛けて、闘うイレブンの姿に見る者も興奮してしまう。
ノーサイドの笛でドラマは終わった。
もうこれ以上の、ジャパンブルーの撃ち砕かれた姿はとても正視出来なかった。
戦う前の持ち上げ方、結果が総て、手のひらを返した様に監督采配の拙さ、相変わらずの得点能力の低さと、野次馬がここぞとばかり、非難の声が上がる。
ついこの間のワールドカップベースボールも、こんな状態であったが、九分九厘望みを絶たれてから奇跡の優勝があった。
さてサッカーは予選を勝ち残るのに奇跡を呼べるのか、余りにも状況が悪い。
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