ゴールポスト前の空中戦に一つのボールを日豪の選手がもつれ合い、絡み合い、丸で獲物が襲いかかり、一方では敵から身を守る激しい戦いに、決着がつけず、ハラハラドキドキ、準決勝と同様決勝も延長戦にもつれ込んでしまった。
鬼の形相の川島キーパが己をそして仲間を鼓舞し、鬼気が乗り移った守護神がさらに吠えまくる。
こんな激しい激闘劇の連続にテレビの前から離れられず、準決勝、同様、決勝も午前3時まで釘付けにされてしまった。
すでに、当日の朝を迎えてしまい、寝なければと思っても、激しい激闘シーンと鮮やかな決勝ゴールに、伝わる画像とアナウンサーと解説の松木安太郎の絶叫についつい引きずり込まれてしまう。
まあ、こんなハイテンションの場面ではマイクを通して、解説を越え、日本の一サポータに成りきってしまっている。
こんな画像と声にアドレナリンが上がる一方で交感神経が興奮さめやらず、床についても神経昂り、中々寝つけない日が続いてしまった。
決勝を決めた李選手の鮮やかなボレーシーンが何度も何度も繰り返し放映される。
途中経過はどちらが優勢か、劣勢か、総ては結果である。準決勝の韓国戦、決勝の豪州戦、何れにしても最後に追い込まれるのは日本であったが、このボレー、一発が勝敗を決めアジアのトップになった。
在日韓国人であった李は韓国のナショナルチームに入ったが、言葉、慣習になじまず、出場機会に恵まれなかった。日本国籍を取ってジャパンとして選出、今回の快挙、鬱積されたものが爆発したボレーの一発であった。
控え選手も含め次々と生まれるヒーローに逞しいジャパンの姿が頼もしかった。
勝負の厳しさ、特に国と国のかけた戦い、日の丸のナショナリズムに焚きつけられる、刺激的なアジア大会であった。
予選から決勝まで、まさしくに筋書きのないドラマ、一段落つきアドレナリンも落ち着いてきたかな・・・。
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