多摩市に放送エリアを持つ、FM多摩放送から、小生が所属するサークル「佐彦会」が目にとまり紹介の機会を頂いた。いきなり本番ではとまどうので、此処、聖蹟桜ケ丘のビルに伺ってスタディオの見学と当日のすり合わせを行って、本番に備えた。
放送当日、興国の興廃ここにありと臨戦態勢に臨んだが、本番前の応接で事前に練り上げた資料がないことに気付く。手元の袋と書類を何回もひっくり返したが出てこない。局に訪れる前に会議をやり、そこで巻き込まれてしまったのだ。「なんてこったい」と思いつつ、もう残りの資料で立ち向かうしかないと忘れものは吹っ切り、スタジオに入る。メータの居並ぶ調整卓にディレクター、小生を囲む様に二人のアナウサーが総て女性であった。ディレクターの合図でトップミュージックが流され、無言の数十秒間、いやが上でもポテンシャルが上がって行く。二人の対話から本日のテーマと名前が紹介され、軽いテンポで話を振ってくる。目の前のマイクを前に重い口が開く。「えーと、あの~」言葉が出ない、放送では禁句の繋ぎ言葉がついつい出てしまう。 それも慣れてくると何とか彼女達との対話にようやく付いて行けるになるが、それも事前に準備した想定問題の範囲だった。機関銃のように出てくる質問に汗かきながらの応対にあっと言う間の20分であった。
何とか終わった後、テープにとった 録音を家で聞き、悪声が地域に広がってしまった事の恐ろしさを改めて認識した。
なんだか可愛らしい機材が並んだこじんまりとした
スタジオは居心地がよさそうに見えますが、緊張された
ようですね。うちでは受信できないので聞けなくて残念です。
修正なしの一発本番は心臓バクバクです。