春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

「鉄のお棺」の試し乗り

2009-02-12 12:28:00 | もう、あぶないぞ~
妙に肩にしこりが、引っかかる
暮れから、そんな障害が付いて廻る。湿布薬を貼っても一向に変わらない。
もしや、悪い病では有るまいかと、ドンドン追い詰めてしまい、心配の余り、総合病院へ
レントゲンを撮ったが、原因判らず、MRIの受診となる
患者の需要に応えられず、1か月以上かかるところ奇跡的に3週間弱で予約が取れる。

検査当日、いよいよ鉄のお棺へ入棺する。
肌着になり、その上に検査着を着用し、お棺の上にジタバタあばれないように、しばり付けられ、ミイラのように身動きできない状態にする。
耳栓を付けられ、右手に押しボタンを持たされ、「助けてくれ~」と喚いても聞こえないから、このボタンを押せと渡される。頭の上には更に保護具が被され、視界は失い閉所の世界に入り。「覚悟は良いか」でいよいよドラム缶へ、いよいよ入棺である。
耳栓から、「あれ何処かで聞き覚えの曲が」フライトで羽田に到着する時の「ジエットストリーム」のささやくナレターの声とミュージックが、流れてくる。
バックミュージックで落ち着かせ、これは良いわと思う間もなく、「カリカリ」と言う間歇音と序に 、「ガーガーガーガ」と物凄い音が響きわたり、ミュージックはかき消される。
暫く休みと爆音の繰り返しで、2~30分、電気磁気を帯びてか?体が熱く、ハンマーで叩かれる我慢は限界に近い。音も止み漸く終わった。台から降りる時は、人工衛星から地上に降りるようで流石鉄人もふらつき、足元が怪しかった。
数日後、結果を貰いに、専門医に行く。
大量に撮られた写真が、貼り出され、それを眺め、医者が口開く「宣告」の間が、偉く長かった。 「大丈夫です、血管にも異常な部位は見届けられません」
の一言で、ホットした。「娑婆にやる事も残し、三途の川をまだ渡らなくてもと、閻魔様が未だ来なくても良い」ということであった。

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