たしか労働災害の危険余地であったと思われるが、建設現場ではそんな危険場所が多々あるが日常の生活では余りなく、またあっては困る「ひやり・はっと!!」は死語に近い存在であった。
しかし、今年を振り返ると、油断から生まれ、あわや事故に繋がる「ひやり・はっと!!」があったのである。
毎年、恒例の北海道旅行で今年は始めての道南であった。
函館のレンタカー会社で今年はどんな車かと多少の期待半分で旅行中の足となる車との対面にわくわくする。
未だ納車されて1カ月もたたない、眩いばかりのテカテカのホンダのインサイトの新車であった。
係員と一通り説明を受けた後、返納する時にはこんな状態で返せと言う型通りのボデイ周りの立合い検査を行う。
車を一回りし、傷のないことを確認するが、教習所での運転前、車両点検を思い出してしまう。
係員の形通りの説明の中に「函館は道内で取締は厳しく、遵法精神の乗っ取り運転を心がけるようにと念をおされ、それではご安全に」と送り出された。
何時ものことながら、愛車とハンドル軽さなど全然軽いなど慣れないレンタカーの処女航海に戸惑いながら、ゆっくり走行を始める。左右のハンドル操作、ブレーキなど車が反応し、意のままに車を掌握するまで時間がかかり緊張する初乗りである。
国道5号線は函館と札幌を結ぶ幹線だけに車両が多く、物陰に隠れ、違反車両を監視する姿に只事ならぬ厳戒体制にあることが自然と伝わってくる。車列の流れに乗っていればと思っていたが、曲がりくねる道の一角で背後の車両が何時の間にかパトライトの好餌にかかり、道脇に誘導される姿に、驚いてしまった。
そんな乗り出しから、数日後噴火湾から渡島半島を縦断して、日本海へ、更に津軽海峡を沿いを函館に戻った。
多少の慣れもあって、運転に余裕も生まれてきた。市内の片側2車線で交通量も多い場所であった。
追い越し車線に位置し、店探しに道の左右の看板を探しながら走行であった。
あっ!!そこだと、看板が目に入り、そのまま左ハンドルをきり、目的の店に寄せた。しかし、背後の車両はミラー越しに見えず接近していたのが気づかず、危うく追突しそうになった。
流れに沿って走る車に急ブレーキ、急ハンドルはまさに事故のもと、まさに事故寸前の「ひやり・はっと!!」であった。
慣れ、邁進から生まれる注意力散漫もあるが、慣れぬ土地での場所探しは危険一杯であることを思い知らされた。
もし、事故が起きたら、人的損害はもとよりテカテカのホンダのインサイトも影もない姿に、便利な車も危険は隣り合わせなのである。
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