春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

御苑で花見

2009-04-01 10:42:00 | 仲間との絆
◇新宿御苑で恒例行事
毎年の恒例行事となってしまった新宿御苑での花見に今年も行われた。
元々パソコンのフォーラム知り合った方達との1年1回の集まりである。
わざわざ千葉から車で来られ、家族ぐるみで場所取りから飲食までの渾身的な舞台作りに乗っかってしまい、参加している。
好天もあって、何時にない花見ラッシュ、出入り口の入場券売り場も、延々とした長蛇の列に券を買うのに20分もかかってしまい苑内に入るの大変である。
上空より時々爆音けたたましく、報道用のヘリの乱舞に満開のサクラに押し寄せる人の群れを撮影しているようであった。

園内は人々の渦に、桜にはほど遠い芝生でも諦めて既に弁当を開いている群れもあった。
場所確保で案内して貰った場所は、枝にたわわの桜の木の下の最高の場所で、車座になって宴が開かれた。

気象庁やマスコミから桜の開花宣言され、10日以上経つのに、未だ未だ、満開にはほど遠くご覧の通り、蕾が固く閉じたまま、騒ぎまくる開花宣言が、花見の時期とは無縁のものと思い知らされた。開花を堺にあれだけ温かった陽気が一変し、寒くなったとか、色々言い訳しているが桜は正直である。
2、3日前の朝、空か白いものが、舞っている姿に、良く見たら雪が舞っていた。
そんな寒い折りに未だ2~3分咲きの御苑に臨時門まで開けられ、訪れる花見客は続々と詰めかける。中国人の甲高い声の歓声の群れも居れば青い目の欧州系の外国人も交じり、正に国際的な花舞台になっている。

◇桜の枝振りをバック

蕾の中にこうして弾けるように開いているものもある。僅かな桜の枝振りをバックにあちこちで「ハイ、ポーズ」とカメラ、携帯のシャッタを落とす姿があちこちで見受けられる。
一面に拡がる広場には殆ど桜も見えない場所にも、シートが敷かれ、丸く囲んだ輪の集団にたちまち埋まって行く。

何時も何時も、この日に家族ぐるみで来られる、仲間に助けられ、数少ない桜の中でも一番の極上場所を確保していただき、宴が開かれる。
城内放送では表向き、アルコール等の飲酒は禁じ居られているようであるが、酔っぱらって暴れないかぎり、黙殺しているようである。

◇年の経過を物語る
ほおをよぎる風は冷たいが、こんな時でも桜の木の下の花舞台でのビールは美味い。一年に一度輪の中に晴れて大学受験で見事合格したお嬢さんも常連として参加している。当初、未だ幼い幼児であった事をから、このお嬢さんの成長がこの宴会の歴史を物語っている。参加される諸兄の黒髪豊かなおつむも光輝いたり、白髪をなびかしたり、相応に年老いている。
参加する喜びに甘んじ、不覚にもちょっと深酒に酔ってしまった。

◇表向き、飲酒はご遠慮だけれど

表向き、飲酒はご遠慮下さいと、入口付近では唱えているが、皆それぞれ内緒で持ち込み、咲き乱れる花の下で、家族連れ 、アベックそれぞれのグループ、花見酒の世界に心酔するなど、皆それぞれ楽しんでいる。
老若男女、この花見に何とも好かれる国民なのだろうと思ったが、中には、中国語、英語が飛びの花見に、近況等々語らう話しに尽きない。
交う群れに、もう日本人だけのものでなく、国際的な場として此処御苑は有名な場所になってしまったのであろうか・・・。
今年は例年にない暖冬で、とうとう雪の姿を見受けられず2月は温かいまま、季節感のない冬で桜の開花は早く、恐らく4月1日ではソメイヨシノは終わって、八重桜か或いは葉桜かなんて、思っていたが3月になり、寒くなり、その分開花が遅くなるなどで、結果的にはドンピシャリの満開の時期に巡り合わせた。
寒さでじっと堪えていた桜も、人も一気に花開いた一時であった。
料理に酒に華やいだ晴れ舞台の下で、未だ堪能出来る喜びに浸った一時であった。


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