市内を縦断する浅川の高幡不動と万願寺地区を渡す、「ふれあい橋」は通勤、通学、買い物などの要路として何時も賑わいを見せている。
半袖シャツに帽子、スニカーを履いた運動着姿で身を固めた団塊の世代と思われる男女の群れが、この橋府付近の階段の傾斜を利用して屈伸運動を行っている。浅川の周辺を散歩やジョギングでそれぞれ健康づくりに賑わいを見せているがせいぜい、一人か二人なので、この固まりがやけに目立つ。
川下に向かってコースを取っている拝にこの固まりが背後から、付いたり離れたり、鬱陶しいなあと思いつつ嫌でも、集団の行動が目に入ってくる。
その群れの衆が狭い専用道路を走り、途中で止まったと思ったら、集団のなかから、一人のおっさんが、ステップを踏み飛び跳ねる。衆目の前で走りながら、演技に酔いしれて得意気に模範演技を行っている。
その姿を追うようにしっかり見届け、集団が一斉に飛び跳ね、教祖様の教えを、忠実に守り演技する。
何かのサークル団体か、教祖様の怒派手なパフォーマンスに、付いて廻る集団の姿はどうしても目立つのである。
一つ一つの動作が理にかなったものなんであろう、しかし、集団で教えを乞いてまではどうしても気が引ける。
何処かの焼酎のCMではないが、敢えて群れの衆を作り、「あんた達だけがそんなに目立たなくても」と思えるが・・・。
一方では運動着姿で身を固めているものの横一列に道を占拠、ダラダラ歩きながら、井戸端会議の延長で大きな声で話しながら、話しに夢中、義理で歩いているおばさん連中。
こう言うおばさんに限って、どう見てもメタボリックな体型の最前線を走っているようにも見えるが豊かな腹廻り、揺さぶりながら、マイペースで歩いている。
猫も杓子も健康作りに、沸き返っている。
今更、集団に混じって、窮屈な統率活動はもう結構、自然に歩き、すれ違いざまに出会う人に、軽い会釈で、何か通じ合う。自由で気ままな朝散を甘受する。
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