自身が「日常生活に根ざした抒情的な即興詩だ」言う、久保田万太郎の俳句に惹かれます。
神田川祭りの中をながれけり
湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
粉ぐすりのうぐひすいろの二月かな
そんな句の中に
竹馬やいろはにほへとちりぢりに
という句があります。竹馬ごっこをしていた子供たちが日暮れて家路に付く様子や竹馬の友が年月の流れの中でちりぢりになる事への哀感が込められて好きな句でした。
ところが、川名大氏の「現代俳句(下)」にこの句の下敷きになった詞が広瀬中佐作詞の「いろはにほへとちりぢりに、打ち破らむは今なるぞ」である事を知り吃驚するとともに
「軍歌を郷愁の句へと異化したところに、万太郎の独創がある」という川名氏の解説に同感しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
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神田川祭りの中をながれけり
湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
粉ぐすりのうぐひすいろの二月かな
そんな句の中に
竹馬やいろはにほへとちりぢりに
という句があります。竹馬ごっこをしていた子供たちが日暮れて家路に付く様子や竹馬の友が年月の流れの中でちりぢりになる事への哀感が込められて好きな句でした。
ところが、川名大氏の「現代俳句(下)」にこの句の下敷きになった詞が広瀬中佐作詞の「いろはにほへとちりぢりに、打ち破らむは今なるぞ」である事を知り吃驚するとともに
「軍歌を郷愁の句へと異化したところに、万太郎の独創がある」という川名氏の解説に同感しました。
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