藤沢周平の小説が静かなブームだそうです。
時代劇など見たことのない友人が「蝉しぐれ」と
大河ドラマ「風林火山」に、はまっています。
両方とも主人公を演じているのは同じ俳優ですね。
藤沢周平の小説は面白い。
ミステリーであり、剣豪小説であり、また自然描写も巧みです。
大河ドラマは、長い間、三英傑が主人公でした。
やがて主人公が男から女に。
「女太閤記」の時代が続きました。
しかし今は、主人公は武田信玄ではなく、
山本勘助というマイナーの人物です。
視聴者が、権力者の成功という大きな物語のなかに
自分を感情移入させることが出来た時代は終ったようです。
藤沢周平の主人公は、時代閉塞のなか、
善悪の境界の定かでない世の中を生きています。
しかし困難な状況でも、ヒューマニズムの精神は捨てない。
美しく負けるという男の美学。
こんなところが現代人の心を捉えて離さないのでしょうか?
大きな物語から小さな物語の時代へ。
俳句は大きな物語は苦手です。
小さくてもキラリと輝く十七文字の世界です。
時代劇など見たことのない友人が「蝉しぐれ」と
大河ドラマ「風林火山」に、はまっています。
両方とも主人公を演じているのは同じ俳優ですね。
藤沢周平の小説は面白い。
ミステリーであり、剣豪小説であり、また自然描写も巧みです。
大河ドラマは、長い間、三英傑が主人公でした。
やがて主人公が男から女に。
「女太閤記」の時代が続きました。
しかし今は、主人公は武田信玄ではなく、
山本勘助というマイナーの人物です。
視聴者が、権力者の成功という大きな物語のなかに
自分を感情移入させることが出来た時代は終ったようです。
藤沢周平の主人公は、時代閉塞のなか、
善悪の境界の定かでない世の中を生きています。
しかし困難な状況でも、ヒューマニズムの精神は捨てない。
美しく負けるという男の美学。
こんなところが現代人の心を捉えて離さないのでしょうか?
大きな物語から小さな物語の時代へ。
俳句は大きな物語は苦手です。
小さくてもキラリと輝く十七文字の世界です。