ふと、井上究一郎訳の「フランス名詩集」を開いてみました。
すっかり忘れていたときめきの言葉たち。
恥ずかし気もなく、心象を吐露し、自身の内面を暗示した詩篇の数々に、束の間、時間が逆行しました。
無頼といわれようが、感傷といわれようが、とにかく引き込まれ、囚われて、逃れようもなかったあの頃。あれが若さというものなのでしょうか。
あの、稚拙だった年頃にもどって、回りの思惑など一切おかまいなしに、言葉を連ねてみたいもの、とつくづく思った次第。
彼女の乳房は白椿の花を楯に
砲丸に型どられた雪のたま・・・ ゴーチェ
ほら、あの運河に船たちが眠っている
その胎内をめぐっているのは放浪癖・・・ ボードレール
やっと見つかった、なにが、永遠が
それは海と、落日の、まぐわいだ・・・ ランボー
抜粋は、いい加減でご無礼。フランス詩集は、いつまでもみずみずしい。ユゴー、マラルメ、ヴェルレーヌ、まだまだ。
年寄りの回春には、なによりの、特効薬?
すっかり忘れていたときめきの言葉たち。
恥ずかし気もなく、心象を吐露し、自身の内面を暗示した詩篇の数々に、束の間、時間が逆行しました。
無頼といわれようが、感傷といわれようが、とにかく引き込まれ、囚われて、逃れようもなかったあの頃。あれが若さというものなのでしょうか。
あの、稚拙だった年頃にもどって、回りの思惑など一切おかまいなしに、言葉を連ねてみたいもの、とつくづく思った次第。
彼女の乳房は白椿の花を楯に
砲丸に型どられた雪のたま・・・ ゴーチェ
ほら、あの運河に船たちが眠っている
その胎内をめぐっているのは放浪癖・・・ ボードレール
やっと見つかった、なにが、永遠が
それは海と、落日の、まぐわいだ・・・ ランボー
抜粋は、いい加減でご無礼。フランス詩集は、いつまでもみずみずしい。ユゴー、マラルメ、ヴェルレーヌ、まだまだ。
年寄りの回春には、なによりの、特効薬?