575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

17×17ー3=31       鳥野

2007年02月09日 | Weblog
同じ短詩型といっても、その文字数は、短歌は俳句の約2倍。後の7,7はダメ押しだの、コジ付けだのと、俳句系からは、不評です。

でも、その分ゆっくりと遊ぶことも、許されるのです。

その一つが”枕詞”という修辞法。あおによし、うつせみの、ちはやぶる・・・など、一定の被修飾語に遣いますよね。

古臭い、意味不明、形式的、と嫌わずに,ご試用ください。

 ぬばたまのクローン人間いづくにか密かに生るるごとき春寒  大塚寅彦

 行き暮れてハトヤはいづこ蹌踉とハトヤはいづこ泣くなたらちね  小池光

 潔くわが心境を述べるならあかねさす夜ぬばたまの昼  福島泰樹

       枕詞の英訳が pillow word  って本当?
       こりゃ まいったネ
コメント (2)
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