575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「水菜」       愚足

2007年03月04日 | Weblog
 ミズナが「水菜」と呼ばれるなったのは昔京都の九条周辺で畦に水を引いて栽培したことからそう呼ばれるようになったという。霜に会ってこそさらに美味しくなる冬が本来の旬であるが、現在ではハウス栽培で年中出荷されている。
 ビタミンも豊富で調理すれば一度にたくさん食べられる。鍋、煮物、汁のみ、漬物と用途も万能である。
 関東では「京菜」とも呼ばれ、株から多数の茎葉が出るので「千筋菜」、葉の縁に切れ込みがあるので「柊菜」とも呼ばれる。
                      以上 俳句の魚菜図鑑より

 私にとってミズナは、「なっぱ」と小さい頃から呼んでいた懐かしのやさいです。母が、いつもチャブダイに乗せてくれていて、通り過ぎる度に手で摘んでいました。
 茹でてしょうゆと鰹と味の素、何よりあのシャキシャキとした歯ざわり、音をたてて食べた物です。
 年取ってからスーパーでミズナの漬物に出会うと反射的に籠に入れたくなります。 でも最近は音も出ないし、歯の隙間にひっかかって苦労しています。
 でもやめられません。

  水菜採る畦の十字に朝日満ち     飯田龍太
  春雪の忽ち溶けぬ水菜畑       鈴鹿野風呂


「おまけのレシピ」  キッコーマン御料理レシピより

  水菜 1わ

■ 油揚げ 1枚
■ ちりめんじゃこ 大さじ4
■ (A) しょうがドレッシング
・しょうが(しぼり汁) 1片分
・酢 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・酒 小さじ2
・キッコーマン特選丸大豆しょうゆ 小さじ2
・砂糖 小さじ1
・塩 少々

1. 水菜は根元を切ってから3cm長さに切り、冷水にとってパリッとさせて水けをきる。
2. 油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、油をひかないフライパンでこんがりと焼き、3cm幅に切ってから細切りにする。
3. ちりめんじゃこは、油をひかないフライパンでから炒りする。
4. (A)を合わせて、しょうがドレッシングを作る。
5. 器に(1)~(3)を盛り合わせ、(4)をかける

料理・渡辺有子 料理コーディネート・中島久枝 撮影・三浦康史(クラッカースタジオ)

            
コメント (1)
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