575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

サクラバハンノキの花        草女

2007年03月20日 | Weblog
 海上の森を万博会場にという計画が持ち上がったとき、反対運動の主要因の一つがこのサクラバハンノキのの存在だった。
 カバノキ科ハンノキ属の樹木で湿地などにまれに生え、見つけることは困難と図鑑にある。ところが海上のもりにはかなり多くあって、丁度今は花の時季。
 穂になって垂れているのが雄花、紫赤色で四五個固まって付いているのが雌花。派手な花ではないが、早春に咲くので目立つ。
 さて海上の森は万博のおかげですっかり有名になった。が 森として安定していた時代は少なかったようだ。森の木々は古い時代から燃料として使われてきたし、戦時中にはほとんどの木が伐採された。しかし戦後生きるのも困難であった時代に人々は森の復興を計った。土地を肥やし成長の速いヤシャブシ等ハンノキ属の樹木が植えられた。サクラバハンノキがその時の一つなのか、自然発生なのかは分かっていない。
 森の価値について原生林が良くて、手が入っている森は価値が低いと言う人がいるが、そんな評価基準は私には無い。海上の森を歩くと実に様々な植物に出会う。
 木も草も豊富である。従って昆虫も鳥も多い。またイノシシ、キツネ、タヌキ、リス、ウサギ、ムササビが生息している。
 いわゆるお花畑はないが、色々な花にも巡り会える。人々が植えた植物は一部であとは森が再生したのだ。鳥や虫、風などの力を借りてこんな豊かな植生を作り上げるなんて植物の力ってすごい。海上の森を歩く度にそう思っている。

※写真はサクラバハンノキの花
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京都 花灯路

2007年03月20日 | Weblog

京都に行ってきました。
写真は「花灯路」のイベントのひとつ。
円山公園にあったもので、大学生の作品です。
貼り付けてあるのは、レモン。
一番の人気作品でした。

この花灯路は、今年で5年目だそうですが、
新たな京の冬の風物詩として、結構、観光客が来ていました。
花灯路なんて上手な命名ですね。

                   遅足





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