575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

折り紙・ブラボー   鳥野

2007年03月30日 | Weblog
パリのオペラ座で、団十郎さんらの大歌舞伎が上演中。演目は「勧進帳」ほか。
難解な所作もフランス人は理解できたらしく、「トレビアーン」。

女性の観客の1人はインタビューに答えて「衣装がまるでオリガミのように美しかった・・・」(中日新聞・24日)と言っていました。

歌舞伎に感激し、折り紙を連想する、なんと素敵な感性でしょう。

両方ともが日本を象徴する美であり、いずれ劣らぬ憧れであるらしい。

言われてみれば、折り紙は美しく、みやびな造形です。
平安時代の儀礼折紙に始まり、延々と受け継がれて、今では、目を見張るような、創作折り紙も生まれています。
外国にも「はばたき鳥」などの紙細工はあるにはあるものの、比べるのは無理。

当方は、鶴の一点張り。俳句では、折り紙や千代紙が、どのような季語を従えて登場するのでしょうか。


  ・ ザラ紙を対角線より折りゆきて鶴となるころ色冴えはじむ    鳥野
コメント (4)
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