紅葉の便りがしきりです。
この季節、つい思い出して独り笑いする歌があります。
・ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれないに水くくるとは 在原業平
ここで言う「みずくくる」が水を括る、つまり絞り染めのことだと知ったのは何時だったか。
ずっと、水潜ると思い込んでいたのは、例の古典落語のせいかも。唐紅がオカラをくれなかった、のくだりは本当におかしい。
負け惜しみでいうなら、括り染めよりは、水潜り。水に浮き沈みする楓葉と見るほうが景が顕つと思うのですが。
それにしても、古典落語の力はすごい。崇徳院の「瀬を早み・・・」の情熱的で格調高い一首を
若旦那の恋患いに仕立てて、熊さんと嬶を生き生きと登場させているんだもの。
お後がよろしいようで。
この季節、つい思い出して独り笑いする歌があります。
・ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれないに水くくるとは 在原業平
ここで言う「みずくくる」が水を括る、つまり絞り染めのことだと知ったのは何時だったか。
ずっと、水潜ると思い込んでいたのは、例の古典落語のせいかも。唐紅がオカラをくれなかった、のくだりは本当におかしい。
負け惜しみでいうなら、括り染めよりは、水潜り。水に浮き沈みする楓葉と見るほうが景が顕つと思うのですが。
それにしても、古典落語の力はすごい。崇徳院の「瀬を早み・・・」の情熱的で格調高い一首を
若旦那の恋患いに仕立てて、熊さんと嬶を生き生きと登場させているんだもの。
お後がよろしいようで。