575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

センボンヤリ(千本槍)        草女

2009年04月10日 | Weblog
 2007年の秋、センボンヤリの種を採取し播いてみた。2008年の春芽をだしが、花は咲かず千本は大袈裟である秋ニョキニョキと槍のような閉鎖花をだした。
 これが名前の由来である。この閉鎖花は花を開くことなく、成熟すると淡褐色の冠毛がパッとひろがる。私が貰って播いたのもこの種。
 今年の春、春の花がやっと咲いた。別名をムラサキタンポポというのは、この春
の花からきている。小さな、1cmほどの一重のタンポポのような白い花で、花の裏が、紫色を帯びる.でもそれは花の咲き始めのこと、何日かたつと真白になる。決して数少ない草ではないが、春の花を見つけることはなかなかむずかしい。去年の4月、輪島の山手でやっとひとつみつけたが、望遠のカメラでは上手く撮れず悔しい思いをした。
 そんなセンボンヤリの春の花がたくさん咲いたので嬉しくてたまららない。しか
し疑問は残る。春の花は実を結ぶのだろうか。観察を続けよう。キク科センボンヤリ属のこの植物には不思議がいっぱい。

 


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流れ行く大根の葉の虚子忌かな   朱露

2009年04月10日 | Weblog

    「流れ行く大根の葉の早さかな」虚子。
    作れそうで作れないし作りたくない句。
    というのは虚子が作ってしまったから。
    昭和三十四年四月八日死去。八十五才。

コメント (1)
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