3月下旬、北海道でのバードウォッチングのツアーに参加した。 2泊をフェリーで2泊を支笏湖の休暇村で、また2泊をフェリーという長い旅である。苫小牧にある北大の研究林からウトナイ湖に向かってバスが走っていた時、小鳥の群れが道路と人家の間の枯れた草原に舞っていた。スズメではなさそうと双眼鏡を覗こうとしたとき、「赤い!ベニヒワだ!」興奮した声が聞こえた。バスは右側車線を走っていたが、運転手さんは落ち着いて左に寄せ、私達はおりて十分にビニヒワを楽しんだ。
スズメ目アトリ科の冬鳥で、数少ない。それが200羽ぐらい、群れている。前
頭が赤い。成長した雄は胸も赤く美しい。そんなベニヒワは一割から二割しかいないそうだ。一羽ですら会うのがたいへんな鳥が群れて飛んだり、背丈の低い木に止まったりしている。なんという幸せな偶然。時間にすれば5分間ほどであるが、なにものにもたとえようがないほどの幸運な遭遇を体験した私達。たれに感謝すればいいのだろう。
スズメ目アトリ科の冬鳥で、数少ない。それが200羽ぐらい、群れている。前
頭が赤い。成長した雄は胸も赤く美しい。そんなベニヒワは一割から二割しかいないそうだ。一羽ですら会うのがたいへんな鳥が群れて飛んだり、背丈の低い木に止まったりしている。なんという幸せな偶然。時間にすれば5分間ほどであるが、なにものにもたとえようがないほどの幸運な遭遇を体験した私達。たれに感謝すればいいのだろう。