575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

こころから御冥福を  鳥野

2009年04月28日 | Weblog
先週の「荻原教室近況」で、先生のお作を紹介したところ、師匠に、コメントをいただきました。

 ・ ところどころ濃さの異なる闇が来て若くてもひとに死はくる

の一首に関するものでした。

先生のこの歌は、笹井宏之さんへの挽歌と思われます。

笹井さんは、第一歌集「ひとさらい」を出し、歌葉賞を受賞。そのあと本年一月に急逝されました。
享年26歳、惜しい想いでいっぱいです。

 ・ それはもう「またね」も聞えないくらい雨降ってます ドア閉まります

 ・ 天上と私のあいだを一本の各駅停車が往復する夜

 ・ 水田を歩む クリアファイルから散った真冬の譜面を追って

 ・ 猫に降る雪がやんだら帰ろうか 肌色うすい手を握りあう

 ・ ふわふわを つかんだことのかなしみの あれはおそらくしわせでした

 

 
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ふつつかに家鳩鳴くや夏近し   朱露

2009年04月28日 | Weblog

    家のどこかであの間抜けな鳴き声がする。
    途端にやる気が失せて家鳩クラスになる。
    真鶴ではコジュケイが叫ぶチョットコイ。
    軍隊か警察みたいでドキッとしたものだ。

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