先週の「荻原教室近況」で、先生のお作を紹介したところ、師匠に、コメントをいただきました。
・ ところどころ濃さの異なる闇が来て若くてもひとに死はくる
の一首に関するものでした。
先生のこの歌は、笹井宏之さんへの挽歌と思われます。
笹井さんは、第一歌集「ひとさらい」を出し、歌葉賞を受賞。そのあと本年一月に急逝されました。
享年26歳、惜しい想いでいっぱいです。
・ それはもう「またね」も聞えないくらい雨降ってます ドア閉まります
・ 天上と私のあいだを一本の各駅停車が往復する夜
・ 水田を歩む クリアファイルから散った真冬の譜面を追って
・ 猫に降る雪がやんだら帰ろうか 肌色うすい手を握りあう
・ ふわふわを つかんだことのかなしみの あれはおそらくしわせでした
・ ところどころ濃さの異なる闇が来て若くてもひとに死はくる
の一首に関するものでした。
先生のこの歌は、笹井宏之さんへの挽歌と思われます。
笹井さんは、第一歌集「ひとさらい」を出し、歌葉賞を受賞。そのあと本年一月に急逝されました。
享年26歳、惜しい想いでいっぱいです。
・ それはもう「またね」も聞えないくらい雨降ってます ドア閉まります
・ 天上と私のあいだを一本の各駅停車が往復する夜
・ 水田を歩む クリアファイルから散った真冬の譜面を追って
・ 猫に降る雪がやんだら帰ろうか 肌色うすい手を握りあう
・ ふわふわを つかんだことのかなしみの あれはおそらくしわせでした