575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

八月の空にポケット手を入れる   遅足

2009年08月05日 | Weblog
e船団の星野先生のコメントです。

 八月の空はどこまでも大きく広がり、
作者は手を入れてみたくなったのでしょう。
ポケットがあれば…、という思いが、
この句をつくらせたのではないでしょうか。
空のポケットというアイデアが楽しい。

    


  

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銛を手に少年海へ真逆さま    江本絵門

2009年08月05日 | Weblog
銛(もり)を手に少年海へ真逆(まさか)さま

  (正しくは読み仮名がつけてあります。)

自分では気に入っていた作だったが、
句会で季語がないと言われ気落ちしていた。
その句が栗田先生に「特選」で採ってもらえたのには感激。
俳句というものの評価とは、難しいものであるとつくづく思う。

   

この江本さんの句集「天邪鬼」が
今朝の中日新聞の「中部の文芸」欄で紹介されていました。
読み仮名や自註をつけたことについて
江本さんは、「専門的に俳句をやっている人以外にも
読んで欲しい、というより、いままで俳句に興味も関心も
なかった人にこそ読んで欲しい」と書いています。

塔句会から、りっぱな俳人が誕生してことは
素晴らしいことですね。        (遅足)





      
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