575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

たましいのうそにつきあう水の秋     遅足

2009年08月16日 | Weblog
92歳の母、週2回、デイケアに行っています。
先日、お世話をしてもらっているFさんから電話が。
デイケアに行かないとのこと。
ケアに行っている間に、Fさんが休憩をとることになっているので、
あわてて母の家に。

しばらく観察していたが、どこも体調が悪いようには見えない。
なぜ、行かなかったのか?と聞いても
「・・・・」
ずる休みのようである。

まもなく妻がやって来た。
母は妻の顔を見るなり、こう言う。
「昨日、デイケアに行ってね。タイヘンだった」と。
「おかあさん、昨日はデイケアの日じゃないよ」と妻。
母は話題を変えた。

母はなぜ、そんな話をしようとしたのか?
デイケアに行かなかったことを指摘される前に
先手を打ったのでは?
ツジツマのあっていないことなど、頓着なし。
まるで、3歳の子供の様。

そういえば、ずる休みをして、どんな言い訳をしようか?
と、いろいろ考えた記憶が甦ってきた。

妻がさえぎらなかったら、どんな話が聞けたのだろうか?


 
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ヨコスカや秋の G I 土足かな   朱露

2009年08月16日 | Weblog


    ガバメント・イシュウは官給品で兵士。
    官給品どもが土足で畳へ上がって来る。
    奪う物は何にもないので呆れて帰った。
    勝つも負けるも現場は間抜けなことだ。


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おしょろいさま     愚足

2009年08月16日 | Weblog
★我が家では物心がつく以前からお盆のご先祖お迎の行事を「おしょろいさま」と言ってめんめんと続いている。
 ネットで読んだ記事の中に次のようなものがあった。

 「ご先祖の御霊をお精霊さま(おしょろいさま)といいますが、中部地区ではお盆のお仏壇の精霊棚のお供えもふくめて「おしょろいさま」と呼ぶことがあります。 このお供えにキュウリの馬や、ナスビの牛があります。これはお精霊さまがいらっしゃるときキュウリの馬に乗って早く走って来られるよう、お帰りになるときはナスビの牛でゆっくりお帰りになるようにとのことだそうです。ですから、キュウリの馬は早く走れるように足を少し長くします。お迎えの十三日は、早く召し上がれるようにそうめんや冷や麦、小さなお団子などをお供えします。また、小さな松明を瓦の上で焚いたり、お精霊様のために足を洗う水を張ったタライを玄関に置いたりするのも御先祖をうやまう気持ちからのことなのでしょう。」

 この方のように、キュウリとなすの使い分けや、タライの用意はありませんが、
御ままごとの様に三度三度御膳に精進料理を出して接待します。
 子供の小さい頃は情操教育などと続けていましたが、今やじじばば二人、将来仏になっても接待してもらうはずもなく、侘しい行事です。
 しかし、子供のころ、送り火や迎え火を点ける優越感や、なすびの馬を作り味噌・米・塩・砂糖などを包んで振り分け荷物にしたり、うどんで手綱を作ったり
する楽しさが思い出されて続けています。
 今年は孫が馬づくりを手伝ってくれて馬が立ちにくく愉快な「おしょろいさま」でした。

  孫作りコモ飛び出せし馬の足    
  送り火の燃えし道筋人もなく      ぐ
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