575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

秋の夜や子の子と語る過去現在    朱露

2009年08月18日 | Weblog
 

       孫句というのはダメなので子の子にする。
       今回カモにしたのは次男の長男で高二だ。
       私が高二当時の日本大人社会への嫌悪感、
       特に父に対すると言いつつ彼の顔を伺う。

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8月句会の投句があつまりました。   遅足

2009年08月18日 | Weblog
8月句会の題詠は「水澄む」です。

①水澄みて隠れた蟹と目を合わす
②水澄みて大気の吐息写しおり
③水澄みて執行猶予ゆらゆらと
④水澄んで水輪の真中魚の群れ
⑤水澄むやピースピースと鳥の声
⑥水澄みて草の香りの星に住む
⑦水澄みて生けるが如き木立かな
⑧水澄むにまかせて不破の関の址
⑨水澄みて奥の細道結ぶ地は
⑩水澄みし眼科を辞して米をとぐ
⑪門入れば無住の堂に水澄みぬ
⑫水澄むや動かぬ蟹の白い腹
⑬何事もなかりしがごと水の澄む


自由題

①裏座敷蝉蕩尽の一日かな
②生命や月下美人の花が咲き
③木槿さく隣国ひとつにを願ふ
④馬になり去年より重し孫の夏
⑤朝顔や母といてまず死ぬ話
⑥流れ着く茄子の供物や天の川
⑦炎天に蟻群がりぬ欲の塊
⑧酸漿の鳴るくちびるに耳寄せて
⑨父と母この居間で逝き夏すだれ
⑩お囃子に合わせ下駄鳴る郡上の夜
⑪六畳の裸電球秋暑し
⑫端居してこれぞ極楽あまり風

さて、力作のそろった8月。
句会での風は?
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遅足(松田)さん、またまたの快挙    鳥野

2009年08月18日 | Weblog
ブログの作成、心積もりのテーマを急遽変更して速報します。

宗匠がまたまた快挙です。

中日新聞16日付け・日曜日の「中日歌壇」、岡井隆選の部第一席。
俳句でなく、短歌で難関突破とは、心憎いではありませんか。
同じ短詩型とはいえ、両方で秀作とは稀有のことでしょう。

 ・ かたつむりゆるりと渡る風の橋銀河へ水をのみにゆく道

岡井氏の評・童話や動画のようにかたつむりを捉えて歌っているのが特徴だ。
「風の橋」は木の枝や葉なのかもしれない。向こうに銀河がみえている。

当方はベッドでねむねむ開いた朝刊に見つけて、しばらくは、癒しの景に浮遊させてもらいました。

すでにご存知の向きも多いでしょうが、掲載面が最近の変更。見落とした方にと敢えてお知らせを。

                                 鳥野

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