575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

かっこうの北より鳴けば南より  遅足

2010年05月30日 | Weblog
先日、霧が峰高原の近くにある湿原に行ってきました。
初夏の陽射しのなかを一歩一歩進んでいくと、
足元の土に足跡が・・・よく見ると鹿の足跡です。

民宿の人の話では、日本鹿。
天候不順から食べ物に困って、
ニッコウキスゲの若芽を食べているそうです。

遠くからはカッコウ。
近くではウグイス。
カエルの声。なかなか賑やかです。

写真の落葉松林にもカッコウがいました。

足の怪我が治っていないので、ノロノロと散歩。

  だしぬけに老鶯に顔のぞかるる

人間を怖がらないウグイス、5メートルほどの
距離で鳴いていました。

誰もいない初夏の高原を楽しみました。





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蚊や蠅が死語になる御代寿ぎて    朱露

2010年05月30日 | Weblog
     カヤハエをハヤカエと放送した奴がいた。
     大昔アナウンサーをやっていた頃の話だ。
     昨今めっきりハヤカエが減ったと思うが。
     天敵を失うとその種は活力をなくすかも。

夏嵐潜りぬけたり山法師    朱露

     二階から目の前に見える山法師の木。
     雪が積もっているような満開の花々。
     五月二十四日の昨日は大荒れだった。
     今朝見たら昨日はなかったような顔。
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