575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春雨や夜勤の車五、六台      朱露

2012年03月02日 | Weblog
   我が家の前にプレハブが九軒並んだ。
   それぞれ車二台だが今朝は五台ある。
   私も長年やった時差勤務というヤツ。
   我が家と違うのは夫婦が一台ずつだ。

             


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寒明けて母の手逃る子等の声   結宇

2012年03月02日 | Weblog
温かになると、子どもたちが外で遊んでいたのは
何時ごろまででしょう?
そんな声が聞かれなくなって久しいですね。
そういえば、子供の頃の遊びに、おしくらまんじゅうがありました。

母の手を逃れていく子ら。その声を聞いている人は家の中。
この句の風景も現代ではなく、作者の子ども時代ではないでしょうか?

                       遅足
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笹鳴や亡き人に来る誕生日     津川絵里子 

2012年03月02日 | Weblog
週刊俳句の「俳コレ」より。
作者は、1968年生まれ。

亡くなった人の場合、誕生日より命日が大切に感じられます。
死ぬということは、生まれたからで、当然、誕生日もめぐってきますね。
今日、3月2日は亡き父の誕生日。
この句に出会って、改めて父の誕生日を意識しました。
母の日に比べると、父の日は、少し疎かにされますが、
誕生日も似ていますね。
妻が笹鳴きを聞いたと話していました。
                    遅足




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