575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

3月句会の最終結果です。    遅足

2012年03月23日 | Weblog
今月の句会、8人の参加でした。
いろいろな東風が最高点を目指しました。
さて、結果やいかに・・・


題詠「東風」

①東風に揺れ炎となりし辛夷かな(朱露)能登・童子・郁子・智恵・立雄
②目を閉じて浴びるがごとく東風の波(智恵)童子・遅足
③東風吹いて匂へる明日の門(かど)に立つ(郁子)狗子・晴代
④空真青(まさお)ルーキー投げむ東風を背に(結宇)すみ・智恵
⑤強東風にいどむがごとく踏むペダル(晴代)結宇・麗子・すみ・亜子・立雄
⑥被災地に絆求めて東風は吹く(すみ)鳥野・朱露・遅足
⑦東風吹くや遺影ゆらめく海の底(亜子)結宇・遅足
⑧東風と行き旋風(つむじ)と帰る散歩道(立雄)能登・郁子・朱露・すみ・智恵・晴代
⑨東風吹かば奈良の仏に見(まみ)えむか(静荷)能登・童子・鳥野・郁子・狗子・麗子・亜子・立雄
⑩天気図に東風吹く頃や誕生日(遅足)麗子・静荷・晴代・亜子
⑪朝東風や倒れし墓に手を合わせ(能登)結宇
⑫ランナーが東風を捉えて進みけり(麗子)狗子・静荷
⑬練兵場馬耳東風のバカ鴉(狗子)鳥野・朱露・静荷


自由題
 
①天平の火の色こぼすお水取り(静荷)童子・鳥野・郁子・結宇・立雄
②白梅に所を得たり紅一枝(立雄)鳥野・結宇・狗子・すみ・亜子
③改札を抜け白魚となるつもり(遅足)鳥野・朱露・狗子・麗子・晴代
④図書室のこの椅子が好き春時雨(亜子)能登・朱露・狗子・晴代・立雄
⑤ハミングもいつのまにやら春のうた(晴代)童子・郁子・麗子・すみ・智恵・静荷
⑥おめかしで店先並ぶつくしんぼ(すみ)能登・結宇・遅足
⑦黒文字に修二会(しゅにえ)散華(さんげ)と菓子の紅(結宇)
⑧雛納めがらんと部屋の広がりぬ(郁子)能登・童子・智恵・静荷・晴代
⑨桜咲き息子旅立ち家広し(智恵)
⑩朝倉川梅見るままに山の中(朱露)麗子・智恵
⑪草萌えて不明者の死を届けたり(能登)亜子
⑫紅梅や生きてることに気づきたり(麗子)郁子・遅足・すみ・亜子
⑬椿落つ樹下に吉田の古道あり(狗子)朱露・遅足・静荷・立雄

次回は4月18日(水)午後1時 東鮨 
題詠は「レタス」です。
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桜咲きモツアルト歌い缶ビール    朱露

2012年03月23日 | Weblog
     私の句の下五は「缶ビール」だらけだ。
     モツアルトは「クラリネット協奏曲」。
     第二楽章に入ると待ってましたと泣く。
     運転中に泣き出して危うく死ぬところ。

               


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