575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

3月句会近づく      遅足

2012年03月14日 | Weblog
3月の句会が近づいてきました。題詠は「東風」です。
歳時記によれば、春になって東あるいは、北東から吹いてくる風のこと。
寒気もゆるんで、ようやく春らしくなる頃です。
もともとは漁民の間で使われていた言葉のようです。

名古屋でも東風は吹くのでしょうか?
あまり意識したことはありませんが、東風と言われた時、
まず思い起こすのは、菅原道真の歌。

 東風吹かば思い起こせよ梅の花・・・です。

正しくは

 東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れ

でした。失礼しました。
こんな句もあります。

 われもまた人にすなほに東風の風  中村汀女

晩年の母は、冬の間、風邪を引いて臥せっていることが多くなりました。
東風が吹く頃になると、薄皮をはぐように元気になりました。

 花好きの母の居まさぬ東風の家   遅足

句会には、どんな東風が吹くのでしょう?楽しみです。

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川沿いの梅見る二人やや老いぬ    朱露

2012年03月14日 | Weblog
     三十二年前多米へ来た時は若かった。
     名古屋へ通勤したのは本当だろうか。
     写真を見ると新築の我が家しかない。
     何故豊橋多米なのか話せば長い物語。

               



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