575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

一匹一羽、そして一人   鳥野

2012年03月06日 | Weblog
「またまた」なんて言わないでください。
 ほんとうに「またなんです」

 ・ 一匹に一羽と続く鳥獣(とりけもの)戯画を抜け出て冬の日向へ

松田宗匠の中日歌壇の入選作品です。

選者の小島ゆかりは「渋いファンタジー。発想のセンスが卓抜」と賞賛しています。

着想や、表現の巧さは言うまでも無いことですが、当方としては、生き物へ暖かな眼差しに触れた思いがしました。

一匹と一羽の後に続く一人になって、冬の陽だまりに向かいたいものです。
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腕からめ息温かに寒の入り   智恵

2012年03月06日 | Weblog
ちょっとセクシャルな句ですね。
作者によれば、これはご両親のこと。
普段から仲の良いお二人なんでしょうね。
寒に入っても、腕と腕をからめ、吐く息も温かく。
お揃いで散歩に。

かくありたいものです。     遅足
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