句集「拝復」のなかの一句です。
作者は、ある本のなかで、拝復について、こんな風に書いています。
頂いた手紙の返信を書く。まず、拝復と。至福の一瞬である。
窓辺の木の葉が秋風に揺れている。
秋風に「拝復、ありがとう」とつぶやく、と。
句集のあとがきには、
生きるということは、多くのものを拝受することだ。
それらへの「拝復」の言葉、私にとっては即ち俳句の言葉、とも。
俳句は人や自然との交流なんですね。
僭越ながらというふうに瓜の蔓
自然薯の永き我慢を摺りほぐす
ふっと笑いを誘われませんか。
私は、こんな句も好きです。
横向けばあなたが見えて秋の風
(遅足)
作者は、ある本のなかで、拝復について、こんな風に書いています。
頂いた手紙の返信を書く。まず、拝復と。至福の一瞬である。
窓辺の木の葉が秋風に揺れている。
秋風に「拝復、ありがとう」とつぶやく、と。
句集のあとがきには、
生きるということは、多くのものを拝受することだ。
それらへの「拝復」の言葉、私にとっては即ち俳句の言葉、とも。
俳句は人や自然との交流なんですね。
僭越ながらというふうに瓜の蔓
自然薯の永き我慢を摺りほぐす
ふっと笑いを誘われませんか。
私は、こんな句も好きです。
横向けばあなたが見えて秋の風
(遅足)