575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夜神楽や神話の神は色好み   遅足

2014年11月09日 | Weblog
夜は高千穂神社「夜神楽」の見物。
本来は冬の間、各集落で行われるもの。
今は観光客のために毎夜、行われています。
普通は33番を一昼夜で舞ますが、4番を1時間ほど。

天岩戸に隠れた天照大神を行方を探す手刀雄の舞。
面白、可笑しく踊る鈿女(うずめ)の舞。
(実際は女性らしい優雅な舞でした)
天岩戸を押し開けて、戸を遠くに投げる戸取(ととり)の舞。

奥三河の花まつりを取材したことがありますが、
踊りのリズムがとてもよく似ていました。

最後が御神体の舞。
伊弉諾、伊邪那美の二神が酒をつくる。
お互いに飲みあい、抱擁しあう夫婦円満を象徴する舞。
この最後の舞の神様は観光客のなかに
これと言った男性、女性を見つけると舞台から降りて
抱き付いて・・・会場には笑いが。

舞台横で太鼓を叩いていた一人のオジサン。
この伊邪那美の神様のお面にそっくりでした。

昼間に歴史資料館で説明をしてくれた学芸員さん。
話し出せば、とどまることのない博識。
高千穂町の人口も最高時の半分に。
このまま行くと・・・と寂しいそうだったのが印象的でした。
コメント (1)
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