575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

秋冷や警策(きょうさく)の音床に鳴る    能登

2014年11月02日 | Weblog
坐禅に参加、身も心も引き締まって有意義なこと、と鳥野さん。
床に鳴る、という下五が素晴らしいですね。
どんな音なのか浅学で想像つかずという声も。

警策は 坐禅のとき、修行者の肩ないし背中を打つための棒。
曹洞宗では「きょうさく」、臨済宗では「けいさく」と読むそうです。
樫や栗といった固い木が使われているとか。
打つ側は「警策を与える」
打たれる側は「警策をいただく」と言うそうです。

中学生の時、警策をいただきました。
夏休みでしょうか、永平寺への数日間の参禅。
朝まだ暗いうちに起床。座禅を組みました。
姿勢が悪くなると・・・バシッ!
音ほどは痛くありませんでした。

警策は江戸時代になってから登場したとか。
道元さんの時代にはなかったようです。

良い体験だたと言えましょうか・・・ 

             

雨があがって庭にサフランが咲きました。   遅足
コメント
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