575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

つもり句会    麗   

2014年11月20日 | Weblog

縄跳び句会も参加できず。縄跳びできるくらいに早く元気になりたいです。
句会には参加できないけど、句会に行ったつもりの感想を僭越ながら。あくまでも感想です。○は麗子選。感想がないのは私の俳句です。


   題して「麗子のつもり句会」


題詠「縄飛び」
①糾える縄を飛びたし絡められ ○
(糾える縄のごとしから来たのですね。絡めとられる様子がうまいですね)
②縄跳びが得意だったのあの頃は
③九九暗記おえてなわとび高くなり  ○
(成長の過程が伺えます)
④縄跳びの弧に秋日入れ帰りかな  
(好きな句ですが字余りが惜しい)
⑤青空を切り裂く音や二重跳び    
(音のスポットをあてたところがいいですね。切り裂くもGOOD)
⑥縄跳びのなかに入って葉を落とす  
(葉を落とすがいいような、難しいような?)
⑦縄飛びの親子リレーや風走る    
(動きのある暖かな一句)
⑧ときめきは縄跳びの輪をくぐるとき  
(初恋ですか?あま~い)
⑨アルバムの縄跳び遊び三姉妹    ○
(幸せなスナップ。セピア色の思い出のよう)
⑩なわとびも九十九で止むならいなり  
(字余りで音読しにくいのがもったいないかな?)
⑪縄跳びをボクサー真似て飛びたくて  
(わかります!この感じ!あんな風に早く長く飛べたら)
⑫澄んでいくただ跳ぶ縄に縁どられ   
(澄んでいくが素敵。無の境地になっていくのでしょう)
⑬縄跳びや花いちもんめ昭和の子   
(三丁目の夕日の世界ですね。今はあまり見なくなりましたね)
 
自由題  
①点滴に繋がれ生きる冬日かな
②外灯の身に入む夜道靴の音   
(しんしんとした冷え込みが聞こえてきます)
③地下(ジゲ)にては名づけなきあり紅葉山  
(じげという言葉恥ずかしながら初めてしりました。集落という意味でいいのでしょうか?)
④晩秋の街路樹青く灯されて    
(LEDライトですよね。ますます街が明るくなりました)
⑤十六夜の月の出迎え無人駅  ○
(無人駅がつきすぎのような気もしますが情景が目に浮かびます。寂しくないですね。月夜は)
⑥音たてて枯葉走れるばかりなり  
(枯葉の音。小さな躍動感。かさこそと)
⑦散る紅葉言葉探して踏みしだく  
(どんな言葉をお探しでしょうか?踏みしだくということは何かある)
⑧なお青き林檎を噛めば風の味   
(小説のような一句。風の味がロマンティック)
⑨十三夜二度輝くは凶なりや    
(そうなんですか?!言い伝えでしょうか?確かに凶の時代です)
⑩指折りて失語の父の冬暦   ○
(身につまされます)
⑪おでん鍋今夜も残る竹輪かな   
(ちくわは残るのかな?私は好きで余らせませんが。残るとぼてっとしてきますよね)
⑫鈴懸の並木に拍子とるブーツ  
(ブーツの靴音を拍子とは!絶対音感がある方かも)
⑬宴果て頬に冷たき月時雨   ○
(宴会のあとのクールダウン)


やはり句会は参加しなきゃダメですね。麗子の一人句会でした!ごきげんよう。
コメント (1)
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