575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

11月句会の最終結果です。      遅足

2014年11月21日 | Weblog
句会の出席者は7人。
みなさん、縄跳びには思い出があり、賑やかな会でした。
結果はご覧の通りです。


題詠「縄飛び」

①糾える縄を飛びたし絡められ(智恵)麗子・能登・遅足・静荷
②縄跳びが得意だったのあの頃は(麗子)
③九九暗記おえてなわとび高くなり(晴代)麗子・能登・結宇・佐保子・鳥野・遅足・すみ
④縄跳びの弧に秋日入れ帰りかな(結宇)えみ・すみ・狗子
⑤青空を切り裂く音や二重跳び(静荷)智恵・えみ・鳥野・すみ・立雄
⑥縄跳びのなかに入って葉を落とす(遅足)結宇
⑦縄飛びの親子リレーや風走る(立雄)郁子・郁子・亜子
⑧ときめきは縄跳びの輪をくぐるとき(亜子)能登・郁子・晴代・郁子・狗子・立雄
⑨アルバムの縄跳び遊び三姉妹(佐保子)麗子・郁子・晴代・郁子・狗子
⑩なわとびも九十九で止むならいなり(能登)亜子
⑪縄跳びをボクサー真似て飛びたくて(すみ)智恵・えみ・佐保子・晴代・静荷
⑫澄んでいくただ跳ぶ縄に縁どられ(郁子)遅足
⑬縄跳びや花いちもんめ昭和の子(狗子)智恵・結宇・佐保子・鳥野・亜子・静荷・立雄
 

自由題  

①点滴に繋がれ生きる冬日かな(麗子)能登・晴代・亜子・すみ・狗子・立雄
②外灯の身に入む夜道靴の音(晴代)能登
③地下(ジゲ)にては名づけなきあり紅葉山(結宇)佐保子・遅足・静荷
④晩秋の街路樹青く灯されて(亜子)えみ・郁子・鳥野・郁子
⑤十六夜の月の出迎え無人駅(立雄)麗子・智恵・えみ・結宇・郁子・鳥野・郁子・すみ
⑥音たてて枯葉走れるばかりなり(佐保子)静荷
⑦散る紅葉言葉探して踏みしだく(静荷)えみ・結宇・遅足
⑧なお青き林檎を噛めば風の味(遅足)鳥野・亜子・静荷・狗子・立雄
⑨十三夜二度輝くは凶なりや(能登)
⑩指折りて失語の父の冬暦(智恵)麗子・能登・郁子・佐保子・遅足・晴代・郁子・亜子・すみ・立雄
⑪おでん鍋今夜も残る竹輪かな(すみ)智恵・晴代・狗子
⑫鈴懸の並木に拍子とるブーツ(郁子)智恵・佐保子
⑬宴果て頬に冷たき月時雨(狗子)麗子・結宇


次回は12月17日(水)午後1時  東鮨
題詠は「霜」です。
また、中日新聞が募集している「平和の一句」。
題詠でも自由題でもOKです。
出来たらお願いします。

                

応答の一日一句

   冬帽子並べ会議の席に着き     孝

   球場へ一番乗りの冬帽子      亜子

コメント
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