何はともあれ、猿ぼぼのご挨拶。
「おめでとうございます、今年もよろしく」
どこの家にも二つや三つはあるに違いない郷土
玩具。旅先で買ったり、お土産に頂いたり。思
い出もたっぷり。
何時もは、埃を被っていても、お正月くらいは、
と飾り棚へお出ましです。
そんな中、当方のお気に入りは「猿ぼぼ」、赤
ぼぼとも言われる、飛騨高山の這い這い子です。
赤い布を括って、手足を作り、綿を入れただけ
の縫いぐるみ。アマガツと呼ばれて、すでに源
氏物語・薄雲の巻では都に上る明石の姫君のお
供をしています。
遊び相手になるばかりか、幼子の凶事の身代わ
りになるという、大役もありました。
とにかく、素朴で愛らしいのです。
・ 猿ぼぼを下げて幼の御慶かな 鳥野
「おめでとうございます、今年もよろしく」
どこの家にも二つや三つはあるに違いない郷土
玩具。旅先で買ったり、お土産に頂いたり。思
い出もたっぷり。
何時もは、埃を被っていても、お正月くらいは、
と飾り棚へお出ましです。
そんな中、当方のお気に入りは「猿ぼぼ」、赤
ぼぼとも言われる、飛騨高山の這い這い子です。
赤い布を括って、手足を作り、綿を入れただけ
の縫いぐるみ。アマガツと呼ばれて、すでに源
氏物語・薄雲の巻では都に上る明石の姫君のお
供をしています。
遊び相手になるばかりか、幼子の凶事の身代わ
りになるという、大役もありました。
とにかく、素朴で愛らしいのです。
・ 猿ぼぼを下げて幼の御慶かな 鳥野