575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

猿ぼぼからの御慶   鳥野

2015年01月06日 | Weblog
何はともあれ、猿ぼぼのご挨拶。
 「おめでとうございます、今年もよろしく」

どこの家にも二つや三つはあるに違いない郷土
玩具。旅先で買ったり、お土産に頂いたり。思
い出もたっぷり。
何時もは、埃を被っていても、お正月くらいは、
と飾り棚へお出ましです。

そんな中、当方のお気に入りは「猿ぼぼ」、赤
ぼぼとも言われる、飛騨高山の這い這い子です。
赤い布を括って、手足を作り、綿を入れただけ
の縫いぐるみ。アマガツと呼ばれて、すでに源
氏物語・薄雲の巻では都に上る明石の姫君のお
供をしています。
遊び相手になるばかりか、幼子の凶事の身代わ
りになるという、大役もありました。
とにかく、素朴で愛らしいのです。

 ・ 猿ぼぼを下げて幼の御慶かな  鳥野
 

コメント (1)
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