575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初句会      麗

2015年01月22日 | Weblog
錦織圭君のテニスを見ていて遅くなってしまいました。
二回戦突破おめでとう!!
さて、残念ながら今年最初の句会も断念。そこで恒例になってしまった一人句会です。

題詠
①新発意(シンボチ)に初雪重き網代笠     しんぼちを初めてしりました。
②念じつつ振り動かしぬ初みくじ        ○(情景が目に浮かびます。じゃらじゃらと音も聞こえそう。動かしぬの「ぬ」が?)
③無秩序が秩序となりて初雀            どんな秩序か?面白い俳句。
④わたくしを探して老いぬ初鏡           私も。。。
⑤お隣も向ひも独居初あかり         ○(本当にそんな景色が増えてきました。初あかりは皆に平等です)
⑥小さき手とニューシューズ履き初詣      「と」がもったいない?
⑦咲き初むる蠟梅に顔寄せにけり        いい香りがしそう。
⑧完璧な初夢なので出られない       ○(どんな初夢だったのでしょう。きっとすばらしい初夢。私は人の初夢に出てきたそうです)
⑨初富士がランナー越しにそびえ立つ
⑩初化粧隠したき事多くなり          初化粧に限らず。。。
⑪凧揚げのできる公園初ググり        そんなことも検索する世の中になってしまいました。それだけ遠いものに。
⑫初売りの魔界の如し福袋          魔界がやや重?

自由題  
①だんだんと空透けてゆく春隣       ○(だんだん空の様子が変わってきました。春隣は好きな季語です)
②孫の言う「オラフにして」と雪うさぎ    アナ雪の雪だるまのオラフ。大好きなキャラクターです。
③病床の母のくぐもる初電話
④悪童の初荷追はへて町はずれ        「町はずれ」が?
⑤御降りや振袖姿見ずじまい         元旦に降る雨や雪のことを御降りというのですね。今年は特に残念でした。
⑥寒雀手毬のごとく飛び跳ぬる        手毬のごとくが?
⑦緞帳(どんちょう)の揚がらんとする淑気かな  ○(始まり、始まり)
⑧書初めは夜空の星にとんどの火        壮大ですね。
⑨ビニールのシートかぶせてあって 雪    この間は?
⑩冬帽子目まで被って眠る子や        暖かそう。
⑪老犬の遠吠えかなし冬銀河       ○(最近あまり耳にしないけど、寂しい冬の風景が浮かびます)
⑫門松も少なくなりし城下町         本当にその通り!


私の初富士の句はテレビの駅伝観戦の富士山。初めてスタートから箱根駅伝をじっくり見ました。数々のドラマに涙涙。
富士山がランナー達を見下ろしていました。
そして自由句の初電話は入院している母の声が元気がなくて。ちょっと悲しい初電話でした。


       初句会参加できずに一人酒    麗

もちろん、飲んでいません。そんな気分でした。
コメント
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