575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

わたくしを探して老いぬ初鏡   亜子

2015年01月31日 | Weblog
未だに探し当たりません。
今では鏡を見ることさえ忘れて、と鳥野さん。

私の人生って何だったのか?そもそも私は何者なのか?
ずっと探してきたような気がします。
年の初めに鏡の前に座った時には改めて、と作者。

  初鏡娘のあとに妻坐る   日野草城

昭和の早い時代に生まれた男は鏡をあまり見ません。
しかし自分探しは男女の差はありません。

  水中の河馬が燃えます牡丹雪   

坪内捻典さんのこの句。
自分探しを詠ったものとも。

          

応答の一日一句

  冬の日や梨のタルトにミルクティ  孝

  冬の日や朝の焙じ茶午後のティー  亜子

もう一月も終わり。時の経つのの早いこと。
とくに齢を重ねるにしたがって早くなっているようです。
そんな日はミルクティで午後を。
                     遅足

コメント
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