575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

枝を切るやっと私になりました   穗實

2015年01月07日 | Weblog
えみさんが送って下さった川柳です。

私って何でしょうか?あなたではない私。
何時の頃からか「私探し」の時代に。
しかし私は何もない空間には存在できません。
他の人との関係のなかに現れてくるのが「私」
一本の樹木に喩えることも可能です。
枝が数を増やして一杯に。自分でも整理がつきません。
そこで一本づつ切って行きます。何本切ったでしょうか?
やっと安心できる私になりました。

時々、思いついたように庭木の剪定を。これが熱中すると止まらない。
振り返ると・・・???木が丸坊主に。枝の切りすぎは要注意です。

私って、本当に不可思議なモノです。

えみさんが参加しているのは「かもめ舎」。主宰は川瀬晶子さん。

  私の深いところで飛ぶカモメ

「かもめ舎」は、この句にちなんだもの。
映画の脚本も書いていらっしゃいるそうです。

         

応答の一日一句

  挨拶も普段に戻り松納め      孝

  マンションの扉拭き上ぐ松納め   亜子 

松納めは関東が六日の夕、関西では十四日の夕だそうです。
我が家は関西圏ですね。
                      遅足









   
コメント
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