情景が浮かぶ句です。
托鉢僧が足袋を履いていなかった記憶もありますが・・・。
宗派の違いかもしれませんね。
托鉢僧は捧げる相手の顔を見てはいけない、という所もあるとか。
僧はただ納めるのみであって、相手との交流を避けるようです。
なんとなく分かる気が、と結宇さん。
写生の効いた句。なぜ穴のあいた足袋のままなんでしょうね。
修行僧ですから自分で縫うのでしょうか。
忙しくて縫う時間がないのか?
縫い方が悪くて・・・また穴が?
穴のことしか言っていませんが。
急かれるように修行する若い僧の姿が浮かんできます。(遅足)
踏みてみてまた踏みしめて霜柱 渡辺茫子
応答の一日一句
初旅やこの日常が遠くなる 孝
初旅や禍福を縫ってひた走る 亜子