十年ほど前から始めた謡。
一年間習ってきた演目を謡う初謡が今日です。
今年は「小鍛冶」私はシテです。
天皇から剣を打つように命じられた名人、三条の小鍛冶宗近。
相槌を打つ人がいなくて困惑。神頼みしかないと、日頃から信心の稲荷明神へ。
小鍛冶はワキ。
シテは稲荷明神、狐ですが、童子の姿で登場。
やってくる宗近に声をかけます。
のうのうあれなるは三条の小鍛冶、宗近にて渡り候か
これがシテの最初の詞(セリフ?)です。
童子は宗近に呼びかけるのですが、どのくらい離れているのか?
テキストには何も書いてありません。
演者が自分で考えなくてはなりません。
鉢の木という雪の日の能。
演者が登場すると舞台に雪がふったと感じたそうです。
この呼びかけで、場所が明神であることを感じさせないと・・・
先生からは、役になるとともに、役の自分を俯瞰する
もう一つの眼を持つように、との教え。
本はいわば冷凍された言葉。
シーンを映像として思い浮かべ、読み解いて声にしていくように、と。
初謡オサメテかるくはっきりとシテの童子は謡い始める
応答の一日一句
足止めを食らいし宿の雪見酒 孝
逃避行めく離れ屋の雪見酒 亜子
一年間習ってきた演目を謡う初謡が今日です。
今年は「小鍛冶」私はシテです。
天皇から剣を打つように命じられた名人、三条の小鍛冶宗近。
相槌を打つ人がいなくて困惑。神頼みしかないと、日頃から信心の稲荷明神へ。
小鍛冶はワキ。
シテは稲荷明神、狐ですが、童子の姿で登場。
やってくる宗近に声をかけます。
のうのうあれなるは三条の小鍛冶、宗近にて渡り候か
これがシテの最初の詞(セリフ?)です。
童子は宗近に呼びかけるのですが、どのくらい離れているのか?
テキストには何も書いてありません。
演者が自分で考えなくてはなりません。
鉢の木という雪の日の能。
演者が登場すると舞台に雪がふったと感じたそうです。
この呼びかけで、場所が明神であることを感じさせないと・・・
先生からは、役になるとともに、役の自分を俯瞰する
もう一つの眼を持つように、との教え。
本はいわば冷凍された言葉。
シーンを映像として思い浮かべ、読み解いて声にしていくように、と。
初謡オサメテかるくはっきりとシテの童子は謡い始める
応答の一日一句
足止めを食らいし宿の雪見酒 孝
逃避行めく離れ屋の雪見酒 亜子