575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ぐりとぐら    麗

2015年02月26日 | Weblog
先日、郁子さんから大好きな「ぐりとぐら」の切手をいただきました。
ぐりとぐらの絵本に、私は幼稚園で初めて出会いました。

のねずみのぐりとぐらが大きな卵をみつけて、森の中でカステラを作るというお話。
物語の最後にふっくらと焼き上がった黄色いカステラのおいしそうだったこと。カステラの焼けるにおいにつられていろんな動物が集まってきてみんなでおいしく食べるのです。
何度も何度も読み返しました。
20年後、大人になってからぐりとぐらの絵本に再会した時は、もうあの時のような感動はなくなっていたことが残念でした。5歳の時に出会えたことは幸運でした。

子供の時にしか味わえない何かが必ずありますよね。私の大好きな童話作家石井桃子さんが
「子供たちよ。子供時代をしっかり楽しんで下さい。大人になってから、老人になってからあなたを支えてくれるのは子供時代のあなたです」と言っています。

今の子供たちは忙しすぎてなんだか大事なことがおろそかにされているような。
大人もそうかもしれませんね。もう一度ゆっくり、ぐりとぐらを読んでみたいと思います。

        春の日はぐりぐら一緒に森の中  麗
コメント (1)
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