575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

江戸椿百五十年生きており   麗子

2015年02月27日 | Weblog
青く、深深とした寒空を背景に、江戸城のお堀の傍の赤い椿と
艶々した深緑の葉群れが浮かびました、と智恵さん。

徳川幕府が開かれると、江戸に多くの神社、寺院、武家屋敷が造られました。
それにともない、多くの庭園が営まれ、椿も植えられていきました。
二代将軍・秀忠は吹上御殿に、椿の名花を献上させました。
やがて武士はもちろん町人にも愛されるようになり、
品種改良も進み、形や色も豊かに、洗練された美しさを誇るように。
さまざまな江戸椿が美しさを競いあうように。

句の江戸椿は、日本画家・掘文子さんの描いた「太神楽」
江戸時代から家に伝わる、紅白の斑の椿とのことです。

              

応答の一日一句

  春浅し登校の子ら手を繋ぎ   孝

  4Bで描く稜線春浅し     亜子

一昨日、京都の上賀茂神社に行ってきました。
神馬堂のお餅がお目当てでしたが、売り切れ。
神社の境内で人だかりが・・・近づくと時代劇の撮影中。
大岡越前の撮影のようでした。河原に水死体があがったという場面。
冷たい土のうえに寝転がった死体も寒かったでしょうね。
ご苦労様。
                    遅足



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする