575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初化粧隠したき事多くなり   すみ

2015年02月09日 | Weblog
初化粧。初鏡とも。
女性にとっては、その年最初の身だしなみです。

改めて鏡の中のをよく見ると・・・
様々なモノが見えてきます。
一年の間にコンナに増えたモノも。
それとともに思いだすコトもあれこれと。

他人に隠すだけではなく、自分にも隠しておきたいコト。
お目出度いはずの初鏡に曇りが・・・

年齢を重ねることはマイナスばかりではありません。
欠点と思っていたことも、そんなには気にならなくなります。
ひとりの老人の死は、一つの図書館の消滅に等しい。
そんなことわざがあるそうです。
図書館のような顔。渋くて良いかもしれません。

最近はお化粧をする男性もふえているとか。
男が初化粧を詠むと、どんな句が生れるんでしょうか?(遅足)

       今日はです。

応答の一日一句

  旅宿の雪見灯篭ほの明り    孝

  雪やんで雪見灯篭眩しかり   亜子

コメント
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