575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

教室の夫(つま)は語り部冬帽子   斎藤悠子

2015年02月14日 | Weblog
今朝の中日新聞の「平和の俳句・月間優秀作」に載った句です。
斎藤さんのご主人は、敗戦の時は少年。
少国民としての戦争体験を子供達に語りつづていらっしゃいます。
選者は後藤昌治さん。

              

   初売りの魔界の如し福袋   狗子

福袋に殺到する人々。会場は一瞬にして魔界のごとく。
そして手にした福袋。なかには100万円を超すものも。
福袋のなかも魔界か・・・

福袋の起源は江戸時代にまで遡れるとか。
明治には松坂屋が福袋の販売を始め、値段は50銭だったとか。
福袋の中身は、かなりお値打ちなのでしょうか。
要らないものも多く、買ったことがないので分かりません。
でもテレビで見るとドッとお客さんが押し掛けています。
家族総出で買い集め、その商品をネットで売りに出す人もいるとか。
人間世界たしかに魔界かもしれませんね。   

次回の題詠は「椿」です。      遅足


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする